逃げる子ども、追う母 ハードな子連れ買い物を乗り切る

りけいはは

こんにちは。りけいははです。

スーパーなどで買い物を楽しそうにする親子を見かけると、はぁ、うらやましいな〜と思わずため息がでます。

というのも、うちでは子どもを連れての買い物がとにかく困難だからです。

お店に入った瞬間、どこかに走り去ってしまう息子。

名前を呼び続けていると、ほかのお客さんに連れられて戻ってきます。

息子をなかば拘束するようにして店内をまわり、

会計の列に並んでいると、息子はまたどこかに行ってしまいます。

それを探し出して息子の首根っこをひっつかまえ、

ようやくたどり着いたレジで財布を出そうと手を緩めると、そのすきに店外飛び出していく息子……。

あわや車にはねられそうになるヒヤリハットは数知れず。

そんな息子を必死で追いかけていくと、今度は自分の持ち物を管理しきれず、財布がどこかいった、買ったものがない、なんてことが連発します。

走り出したら止まらない。

青春ソングのような響きがありますが、人がたくさんいる店内で逃げ回る3〜4才の子どもを追いかけるのは本当にきついものがあります(運動不足かつ運動嫌いな母)。

子どもを追いかけると、本人は鬼ごっこ&かくれんぼをしているような感覚になるのか、よけい楽しくなってエスカレートしてしまうところがあります。

気をひこうとして無茶をする子どもは無視するのがよいと言われたことがありますが、親として店内で子どもを野放しにするわけにもいかず、店外で取り返しのつかない事故にあうとも限りません。

追い詰められた私は、息子に通話のできるスマートウォッチをつけることにしました。

高額なので迷いましたが、息子が交通事故にあうよりまし、そして追いかける私の落とし物・なくしものが減るならいいかと、購入を決意しました。

息子はスマートウォッチを喜んでつけてくれました。

さすがデジタル世代の子ども。

電話のとり方もボタンを押すだけなので、すぐに理解できました。

そして実際、息子にスマートウォッチをつけて買い物に行ってみました。

息子はいつもどおり、お店に入るなりすぐにいなくなります。

そこですかさず私も息子に電話をかけます。

着信音が店内に鳴り響きました。

息子、発見。

いつもよりすぐに見つかりました。

そのあと何度もいなくなりましたが、同様にしてすぐ発見できました。

そんなふうに、自分がすぐに見つかるアイテムを子どもは嫌がるのでは?とも思いましたが、自分の物というのが嬉しかったのか、放り出すことはありませんでした。

スマートウォッチによる管理が効いたのか、年齢を重ねることで成長したのかはわかりませんが、息子が5才くらいになるころには買い物時の母子戦争はほぼなくなりました。

6才になった現在、走り出すことが減ったとはいえ、気がついたらいない!ということがなくなったわけではありません。

おでかけ時には今もスマートウォッチをつけています。